今更なのですが、2020年になってサッカー漫画**「シュート!」**を読んでみました。
サッカー漫画の金字塔。楽しい部分もあったのですが、自分がもうターゲットから大きく外れていることや、当時の時代背景が色濃く出ている作品のため、おそらく当時読んでいた方々ほどは楽しめなかったというのが正直な感想です。
よかった点、よくなかった点、入り混じる形ですが、感想を書きます。
高校生なのに飲酒とかするし時代をめっちゃ感じる
かなり驚いたのですが、**高校生なのに普通にお酒を飲むシーンがたくさん出てきます。練習後の打ち上げやちょっと辛いことがあった時など「一杯いくかー」**という具合です。
いい作品であれば自分の子どもに読ませてみようかなと思っていたので、ここは相当なマイナスポイント。
飲酒シーンを始め、下ネタとか、サッカー以外のシーンもたくさん入っていて、すごく時代を感じました。
大人になってから読み返すと、**「学生時代は、飲酒や喫煙、遊び、恋愛とか様々な誘惑があるけど、誘惑をくぐり抜けて、ストイックに自分磨きを続けることでサッカーはどんどん上達していく」というメッセージにも受け取れるだろうけど、おそらく当時はそんなメッセージは込めていなくて、ただ「青春漫画として面白いかどうか」**だったんだろうな印象です。
サッカー少年ならワクワクするフレーズがたくさん出てくる
読む前から、たまに世間で聞いていたフレーズ。
改めてストーリーの中で出てくると、なるほどなと思うと同時にやっぱりとてもワクワクする。サッカーをしたくなる。
トリプルカウンターアタック
GK のゴールキックを俊足の右ウィングがダイレクトでセンタリングをして、センターフォワードがダイレクトでシュートを打つ。
そんなアホなと思いつつ、これはワクワクする。
幻の左足
なんだか主人公がいまいちパッとしないんですよね。
ただ秘密兵器として左足のシュートが登場する。
なぜ「幻」なのか、全然「幻」ではなく、結構しょっちゅう出てくるけど、とりあえずすごいシュートの威力でワクワクする。
伝説の11人抜き
最も有名ではないでしょうか。天才 久保 嘉晴の伝説の 11人抜きです。
これを放った後、倒れちゃうので、本当に伝説です。
サッカー好きか?
こちらも天才 久保 嘉晴氏の名言。
**「サッカー好きか?」**このセリフはリアルでは小っ恥ずかしくてなかなか言えないでしょう。
それくらい、キザだけどやっぱりかっこいい。
主人公にあまり魅力がない
なんでしょう。あの主人公は。
サッカーもあまり上手くなくて、試合中も普段も何だかフニフニしていて、どうも好きになれない。
当時の時代背景からするとかっこいい人物像だったのでしょうか。
対戦相手のメンバー構成がほぼ同じ
DF か MF 辺りに 3年生のしっかりしたキャプテンがいて、エースストライカーに天才の 1年生がいる。
だいたいナックルシュート(今でいうと無回転のような軌道のシュート)を打てて、**「消えた!?」**となる。
本当最後の決勝までこのメンバー構成で来るから、もう少しバリエーションあった方が楽しめたのになと感じる。
それでもやっぱりいい作品だと思う
どちらかというとよくない感想が多いように思いますが、よくない点も含めてエンターテイメントとしておもしろく楽しめたので、総合的には満足な作品でした。
とはいえ、子どもに読ませるなら最近の作品を選ぼうと思います。